交通事故後のバレリュー症候群(バレールー症候群、外傷性頸部症候群)の治療

Antaaに次のような質問が寄せられました。

要約し紹介させていただきます。

Q
40代女性、交通事故後4カ月経過。

頭痛・めまい・耳鳴り・全身倦怠感・目のかすみ・易疲労感。全身倦怠感が強い。

各種検査、耳鼻科・脳外科・眼科では異常なし。

各種鎮痛薬効果なし。

A
バレリュー症候群として良いと思います。

症状はC345由来のことが多い。

事故前から肩こりや軽い頚髄症を持っていた方が多い。

慢性疼痛の状態。

事故後に線維筋痛症候群、慢性疲労症候群を発症される方もいます。

慢性疼痛の治療を行います。

姿勢の指導

短時間からの散歩の勧め

ノイロトロピンの処方

今日的にはリリカ、サインバルタなどが処方されることが多いですが、

私は次に漢方を考慮します。

リハでは耳鼻科的めまい体操が有効です。

漢方としては まずは

五苓散 加味逍遙散 補中益気湯 あたりでしょうか。

リハの物理療法としては

スーパーライザーを用いた星状神経節刺激

最近では遠絡療法の督脈 万能式を参考にした治療をしています。

マニアックな話ですが。

事故に対して、あるいは患者さん自身への怒りが強い場合は抑肝散

鬱的感じなら半夏厚朴湯

こんな選択もあります。

漢方は1日量6袋まで。

色々混ぜる場合もあります。

交通事故後のバレリュー症候群に困っている方はこちらへ

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