ノイロトロピンの使い方

慢性疼痛の治療に、リリカ、タリージェ、トラムセット、サインバルタなどの新しい薬がよく使われています。

私はまだ、全て使っていません。あまり必要性を感じていないからです。

私は、慢性疼痛の治療で最初に使う薬は漢方あるいはノイロトロピンです。

ノイロトロピンは古い薬ですが、有効で安全性が高く、副作用も少ない良い薬です。

眠気も、吐き気も起きません。

もっと積極的に使われるべき薬だといつも思います。

私の考えるノイロトロピンを使う上でのポイントは

1. 慢性疼痛の場合の、下降性抑制系の賦活化。中枢作用。

2. CRPSの浮腫に対し、ブラディキニンの拮抗薬として。末梢作用。

3. 慢性疼痛でなくても、痛覚過敏の傾向の患者さんに対して

有効であると感じています。

効果が増強する2週、4種、6週と使っていき、長期に継続する場合もあります。

外傷後の疼痛遷延に対し、疼痛消失で2-4週で不要になる場合もあります。

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