陥入爪,爪周囲炎の外来治療2020

以前は、鬼塚法による、爪母切除をしていました。

フェノール法もありましたが、経験なし。

緊急避難的に、肉芽のある側の爪の部分切除を行ったこともありました。

感染と爪の刺激が肉芽の原因と考えていました。

現時点では

初診では感染がありそうなら、膿あるいは滲出液の細菌培養、感受性検査を行います。

抗生剤をまず3日。

痛みについては、NSAIDやアセトアミノフェン。

感染が制御された時点で、肉芽は創治癒過程での過剰反応と考え、ステロイド外用剤で週1-2回経過観察。

肉芽は褥瘡のような爪のない場所にもできるし、普段爪があっても、肉芽ができるわけではないので,爪は肉芽に関係ないかもしれません。

爪はそのまま伸ばしてもらいます。そうすれば、痛みは自然に消えます。

その他、経過により、テーピング、アクリルガター法も考慮します。

巻き爪に対しては、ワイヤーが色々ありますが、本質的には,爪への荷重で治るので、爪を伸ばすことと、歩行時の趾先への荷重指導で対応しています。

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