神経ブロックからエコー下ファシアリリースへ 薬剤 生理的食塩水

Q:学術講演に皆川先生のエコーの講演を頂いたのが縁で、約4年前よりエコーを始めました。現在ノブルス(リニア、コンベックスプローブ)を診察室において使っております。エコー下注射を本格的に始めたのは、この1年くらいで、それまではエコーの習熟に頑張っておりました。

キシロカイン5倍希釈の件ですが、生食4mlに1%キシロカイン1mlの純粋な5倍でしょうか?あるいは生食5mlに1%キシロカイン1mlの簡易でしょうか、すみませんが教えて下さい。それと1%カルボカインを使う場合も同じでしょうか?

A:開業当初から神経ブロックは多用してきました。
その経験から5倍希釈の発想が生まれました。痛みは取れるが、運動麻痺は起きない濃度が5倍希釈でした。

その後、トラベル=シモンズのトリガーポイントの話と、加茂先生との出会いがあり、議論をしました。
なかなか研究会には参加できませんでした。
ファイスブック時代にはあまり関わりを持っていませんでした。
書籍紹介など、参考にはさせていただきました。
小林先生や、木村先生の投稿や動画は大いに参考になってきました。

エコーは、2013年3月に購入しましたが、さほど使えず、多用し始めたのは、トリガーポイント注射に使い始めてからです。当初は、時間がかかると思い、躊躇していましたが、2016年7月に、エコー下ファシアリリースを見せてほしいという近くの医師が見学に来られた時、4名ほど、連続してエコーを使い注射しました。それをきっかけに、ほぼ全例エコーを使っています。使えば使うほど、上達する気がします。
またエコーのセミナーを受けるほど、描出がうまくなり、見えるものも増え、注射の精度が上がっています。基本的には1ヶ所2.5cc使います。しつこいと10cc以上。

14とか28とか言っています。つまり

キシロ1生食4,キシロ2生食8です。最近は14はほとんど使いません。
1ヶ所でも10cc、つまり28を使うケースがあるためです。
4 16 もあります。4-5ヶ所の場合。キシロ4cc+生食16cc.
この場合は2 8を2本作ります。

カルボカインでも同様でよろしいかと思います。

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