指、足関節、橈骨遠位端の骨折固定の方法

指のアルフェンスシーネは背側で伸展位あるいは軽度屈曲位で固定します。

背側の方が腫脹が強くなること、固定した状態でも指でつまめるから。

伸展位は拘縮予防の観点から。

数日で私はプライトン固定へ移行します。

足関節はMTP近位までの靴下型で腓腹筋腹遠位からギプス固定。

ヒールを付けて荷重可能とします。

橈骨遠位端骨折では前腕から手、あるいはミュンスタータイプでのギプス固定。

シーネは足関節、手関節共に使いません。
ぴったり巻いて、指の動きを妨げないようカットすれば全体のボリュームも小さくすみます。

足関節もギプスの筒の強度があり歩きやすいと思います。

骨折では初期の軟骨から硬組織としての骨が形成される内軟骨骨化の際、安定が必要です。

ある程度形成されたら硬い固定よりしなやかな限定された範囲の動きも必要になってきます。
靭帯など軟部組織損傷でも同様です。

従って不安定な損傷では初期はギプス固定が安全な道です。

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