骨粗鬆症の脊椎圧迫骨折とコルセット

新鮮圧迫骨折への対応ですが

軟性より硬性が良いという報告を複数読んだことがあります。

従って診断がつき次第、硬性コルセットを作成。
完成まではマックスベルトFRを使用します。
可能な限り入浴以外の24時間装着。3ヶ月間。

装具完成まで自宅での対応が困難な場合は入院させますが、ほとんどの場合、外来通院ですみます。

初期はNSAID、芍薬甘草湯など処方し

カルシトニン10単位を週2回注射 を4週。

その後、骨粗鬆症治療が行われていなければ治療開始します。

曲げ動作の作業時は半年程度コルセット継続を勧めます。

複数骨折ある方にも継続を勧めます。

BKPもその後の骨粗鬆症治療を含めた対応がないと隣接椎体圧迫骨折の危険性があると考えます。

芍薬甘草湯は、脊椎由来の強い急性疼痛では周囲を含め筋緊張が強いので筋弛緩剤として使います。

昔はミオナールなど中枢性筋弛緩剤を使っていましたが、眠気が出るので、現在は芍薬甘草湯です。
つり痛み対策です。
8時、14時、寝る前内服とすると1日3回ですみます。

今や、ロキソニン、芍薬甘草湯は薬局でも買えてしまいますね。

Antaa投稿記事

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする