NSAIDの使い分け ロキソニンとレリフェン

ヘバーデン結節に私はロキソニンを処方することはほぼありません。

世間には、
葛根湯医者のように(いかなる患者にも、葛根湯を処方する医師のことです)
ロキソニン医者がいっぱいいます。

痛い、NSAIDといえば、全てにロキソニンを処方。

NSAIDの使い分けがわかっていない。

ロキソニンは
鎮痛力の強さ
立ち上がりの速さ
抗炎症作用の持続時間が短い
という特徴があります。

なので関節炎系には向かないようです。

関節炎では、レリフェンのような持続性のあるNSAIDが効果的だと感じます。

ロキソニンは
急性期の、寝違いや、ぎっくり腰のような
首が回らない、腰の激痛で動けない、の時が最も効果的です。

レリフェンはマイナーな薬です。
24時間作用
cox選択性も不明
効果が弱いので薬が大きい。

腎機能への影響は
エトドラクより少ない印象です。

飲んでもロキソニンのような鎮痛力ない。

NSAIDを痛み止め、という医師には
痛みの取れない鎮痛剤です。

NSAIDは、非ステロイド性「消炎剤」です。

抗炎症作用を確実に軽く効かせたい時
へバーデン結節 腱鞘炎などに
レリフェンは効果的です。

こんな情報は検索しても出てこないでしょうね

血中濃度の変化などは、調べればわかります。

それ以外の情報は
私が、数10年 多くの患者さんから教えられたこと(印象 )です。

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