CRPSの診断基準

国際疼痛学会 CRPS診断基準 (1994年)
1. 外傷の既往があるか、不動化の原因がある。
2. 原因となる傷害と不釣り合いな強い持続痛、アロディニア、痛覚過敏
3. 病期のいずれかの時期において疼痛部位に浮腫、皮膚血流の変化、発汗以上のいずれかが存在
4. 上記症状を説明できるほかの原因がないこと

(整形・災害外科52:663-669, 2009)

国際疼痛学会 CRPS診断基準(2005)

臨床診断には下記が必要
1. 持続する痛みがあり、原因に不釣合いな痛み。
2. 4つのうち、3つのカテゴリーで、少なくともひとつの症状
   知覚:知覚過敏 かつ/または アロディニア
   血管運動:温度の左右差 かつ/または 皮膚の色の変化 かつ/または 皮膚の色の非対称
発汗亢進/浮腫 浮腫 かつ/または  発汗の変化 かつ/または 発汗の非対称
運動/萎縮 可動域減少 かつ/または 運動障害(弱化、振戦、ジストニア) 
かつ/または 萎縮(髪、皮膚、爪)

3.評価時に、2つ以上のカテゴリーで少なくともひとつの所見
  知覚:ピン刺激での痛覚過敏 かつ/または 
アロディニア(軽く触る、かつ/または 温度 深い身体の圧迫 かつ/または 関節運動)
  血管運動:温度の非対称(>1℃) かつ/または 皮膚の色の変化 かつ/または 非対称
  発汗亢進/浮腫 浮腫 かつ/または 発汗の変化 かつ/または 発汗の非対称
  運動/萎縮 可動域減少 かつ/または 運動障害(弱化、振戦、ジストニア) かつ/または 
萎縮(髪、皮膚、爪)

4. 症状と所見をより説明する他の診断がない

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